夢を見た。OTBパブリッシングなる企業が発行したえっちぶっくを読む夢だ。
その中で、私は理想のえっち漫画に出会った。内容は、黒髪の猫耳少女が、傷ついた自らの心を癒すために、優しく甘い言葉で口説き落とそうとしてきた種付けおじさんに体を委ねたという過去を思い出し、後悔と懺悔の念にかられているという物である。
回想内では、らぶらぶえっちを営んでいるにも関わらず、回想している彼女の姿は、追い詰められた少女という、そのギャップに、夢の中の私は、性的快感を感じていた。彼女の、「体を求めてきただけの相手に、心までもを委ねてしまって、馬鹿みたいだ」という台詞が、私を目眩くカタルシスの世界に誘った事が、頭から離れない。
彼女が苦悩している姿で作品は締められていた。次号で完結するという、編集者のコメントと共に。
彼女はどのような末路を辿ったのだろうか。それは、夢の中に潜らないと分からない。